(続き)クロスバイクに最適なスプロケットは? |
どうすればクロスバイクは速くなるのか (3)
〜クロスバイクに最適なスプロケットは?〜
の続きです。
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さて、無駄に引っ張ってしまいましたが、まず結論から言うと、
いま僕の考えているクロスバイクにベストチョイスな8速スプロケットは、
13-14-15-16-17-19-21-23
です。
おいおい、ド平地用やないか!
わしゃヒルクライムもしたいんや!
帰らしてもらうで!!
とお思いの方、しばしお待ちを、せめて次の2枚のメモだけでも見てやってください。
これは、ブログの前半部分で書いた「ギア比」を表にまとめたメモです。
数字が大きいほどペダルは重く、速い(ケイデンスが同じなら)。
そして、ギアチェンジした際にこのギア比の数値差が小さいほど、細かな負荷調整が可能になります。
上のメモは、RX3(フロント3枚の48-38-28)に13-23の8速スプロケットを付けた場合
(38については本題ではないため記載を省略してます)
下のメモは、最近のロードバイクでは一般的なコンパクトクランク(フロント2枚の50-34)に2014新型105やアルテグラグレードで採用されている平地から坂道まで広く対応した11速スプロケットを付けた場合
どうでしょうか?
クロスバイクがロードバイクと異なる大きな特徴であるフロント3速。
よく、「クロスバイクのインナーの28とかいらんよなー」
という声を聞きます。
僕もスプロケットが11-32という初期設定のときは、六甲山登るときでもインナー28などいりませんでした。
なんとなく、「おれ、インナーに頼らないタフな脚の持ち主だぜ」みたいな、変な28軽視の風潮もなくはない気もします。
しかし、使わないならただの重り。
付いてるからには働いてもらいましょう。
というわけで、メモを見比べてみてください。
はっきり言って、最高速はかなり差が出ます。
フロントの歯数が50と48と2つ少ない上に、最も重いギアが、11と13と差があるためです。
とはいえ、スポーツ自転車で理想とされるケイデンス90でクランクを回した場合あくまで机上の計算ですが、このクロスバイクギアでも時速41.79km(ロードでは51.45km)まで出すことができます。
さらにケイデンスを100まで上げれば、46.43kmと、時速45km超えです。
正直、クリテリウムなどのレースに参加するには全く足りないギアだと思いますが、そこそこの速度で巡行するには十分ではないでしょうか。クロウスレシオっぷりも良い感じです。
クロスバイクで、フロントアウターのリアを重い方から4枚が、ロードのフロントアウターのリア3〜6枚目あたりに肉薄する感じかと思います。(その上の速度域は白旗です笑)。
そしてそして、ヒルクライム用の軽いギア。
これもフロント28を積極的に使うことで、かなりクロウスレシオなギアが使えます。
クロスバイクのインナー28で、リア軽い方から5枚くらいが、ロードのフロントインナーのリア軽い方から5枚に割と近いギア比になっているのです。
このように8速のスプロケットは、ワイドレシオになるか、平地専用になるか、なかなか1枚で万能に使うことが難しい印象を与えがちですが、こんな使い方ならスプロケット交換しなくても平地から坂道まで走れるんしゃないか、というのが今回のお話でした。
最後に、
このギア設定は、ロードバイクのフロント34、インナー28という比較的一般的な最軽ギアに僕のRXの最軽ギアを合わせよう、という
考えから生まれました。
そうです、前にブログに書いたように、当初はロードバイクへの買い替えを企んでいたからです(笑)
ですから、ロードへの乗り換えを検討している方には、慣らし運転としてもいいかもしれません。乗り換えた途端に登れなくなったというのも悲しいですしね。
そして、これは注意ですが、
このギア比の最軽ギアは、カスタム前のそれと比べると、 か な り 重いです。
ですから、乗り始めの方にはオススメしません。ある程度乗って、脚を作ってからトライしてみてください。
クロスバイクで高みを目指す方の少しでも参考に慣れば幸いです。
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